マキシマム ザ ホルモンがDEAD POPの腹ペコたちに届けた至極のカオス

  • 2026年4月4日
  • 0404
  • マキシマム ザ ホルモン

天気予報を覆して雨は止み、曇天の空の下に降臨するのは我らがマキシマム ザ ホルモン。DEAD POP FESTiVALへ出演は2021年以来だ。そんな久々のホルモンということもあって、CAVE STAGEの前は期待で頭から湯気が出そうな腹ペコたちが蠢いている。蠢きはSEと共に狂騒に変化。一気にメロイックサインが上がると同時に、続々と登場するメンバー目掛けて腹ペコが一斉に前へ押し寄せる! 早くもモッシュが始まらんとする事態に、ダイスケはん(キャーキャーうるさい方)は「さぁ、数年の時を経てDEAD POPがどうなっているか見せてくれ! 体力をすべて俺らによこせ!」の宣言! さて、お待ちかね! ホルモンによるカオスの幕開けですよ!

1曲目に何が届けられるかと思えば、なんと「maximum the hormone」! リフに合わせてヘッドバンギングした後、上ちゃん(4弦と歌とDANGER×FUTOSHI)タッピングベースに身体を揺らせ、各々に踊る腹ペコたち。コール&レスポンスもどデカい。次々に繰り出されるリフに腹ペコたちは120%バッチリ食らいついていった。2曲目は「ビューティー殺シアム」! まさかのフェスではレアな名曲が届けられた時、『まずい、今日のホルモンはガチでやりにきてるやもしれん……!』と戦慄を覚えた。この日、1番のバイオレンスなサークルピットが出来上がったと思えば、中盤にナヲ(ドラムと女声と姉)が「あけろ、あけろー!」と檄を飛ばすと同時に腹ペコたちが真っ二つに割れて、ウォール・オブ・デス! 曲後半のビートダウンの破壊力といったらたまらない。DEAD POPで聴くと、より一層攻撃力が高いように感じられた。

「DEAD POPのお客さん、頭おかしくない? 雨が降るほどテンションが上がるなんておかしくない?」というナヲの呼びかけに大歓声で喜びを示す腹ペコたち。続いて届けられたのは「恋のメガラバ」だ。寒さを感じる春フェスであっても、この楽曲が演奏されれば気分は常夏。気分ウキウキで飛び跳ねる腹ペコたちによって東扇島全体は上下にユッサユッサと揺れていた。ここはもはやトランポリン。そのままに「「F」」へなだれ込んでいくものだから、もうたまらない。やめて! 腹ペコたちのHPはもうゼロよ! と叫びそうになったのだが、そんなわけもなくクラウドサーフの波は一向に止む気配はなく、何なら曲が終わってのMCタイムに突入してもダイバーが出続けていた。

ダイスケはんは、ホルモンが前回に出演した時も曇り空でのライブであり、気づけば虹が出ていたという奇跡のようなことをMCで振り返った。そして、それを経て虹を出せる力を身につけたという。皆で「虹、出ろ!」と叫べば虹が出るということだ。というわけで、腹ペコたち全員で叫んだ「虹、出ろ!」。まさしくDEAD POP FESTiVALが1つになった瞬間だったわけだが、出たのは虹ではなく、虹にオーバーラップしたGODRiの顔がモニターに。笑い声が止まないうちに「リズムに合わせて飛び跳ねろ!」とダイスケはんの檄から「Mrブギータンブリンマン」へ。レゲエ調でギターのカッティングが心地よい楽曲なのだが、こういった曲が演奏されるのもSiMによるDEAD POPならではだろう。だけども、フロアの腹ペコたちはダンスではなくモッシュでこれに応戦。実に好戦的である! 最後にはナヲが先導して恒例の「思いっくそやるぞ! 麺カタコッテリーーー!」を全員で叫んで「シミ」へ! タイトルコールから大歓声が巻き起こり、DEAD POP総ヘッドバンギング! もはや右も左も、上も下もゴッチャゴチャに入り乱れたカオス空間へ。モッシュとサークルピット、この世のすべての騒ぎ方がそこにあった。最高に楽しい、最高のカオスを届けてくれたホルモンに感謝!

<セットリスト>

文:田島諒
写真:浜野カズシ