俺らがかまさな、誰がやるんじゃ!

SEが流れるとメンバーが一人一人ステージに登場。日本はもちろん海外でもその名を知られるCrossfaithをオーディエンスが大歓声で迎える。バンドのフラッグを掲げたKenta Koie(Vo)が最後に現れ、旗を投げ捨てると同時に「かかってこいよ!」と叫び、地獄のサウンドが放たれる。

冒頭からヘヴィ極まりないパフォーマンスで会場の熱を上げていき、次々にハードな楽曲の数々を叩きつけると、 Koieがとんでもない指示を出した。会場の中央を指差し「あそこの白いテント見えるか?あれを中心に回れ!」。すると、超巨大なサークルが出現し群衆が走り回る。ステージのモニターに映った上空から捉えた映像は、凄まじい光景だ。テントだけを唯一台風の目に、もはや会場そのものが竜巻のように渦を巻いてうねりを上げていく。

MCでは、「DEAD POP は今年で8年目、Crossfaithは最多出演です。俺らがかまさな誰がやるんじゃ!」と雄叫びを上げる。そして「Wildfire」のタイトルコールとともに、SiMのMAH(Vo)をステージに招き入れた。大歓声の中、パワフルに歌いながら跳ね回るMAH。曲の中盤からは、踊り狂ったJESSEも乱入。Crossfaithのフラッグが振り回されれば、オーディエンスもタオルを回しながら踊り続け、この豪華なセッションへの気持ちの昂りを表現する。

お次は「ロック以外の曲を聴く人どんだけいますか?お前らを全員踊らせてやる」と、「System X」に入り、アッパーなダンスビートでオーディエンスのテンションをMAXに。ステージに運び込まれたゴムボートに乗り、Hiro(Ba)が人波の上を移動する一幕も。

熱狂のステージは、クライマックスへ。「一年に一回愛する仲間と答え合わせする場所。ここをさらに輝かせていきたい。お前らにも大事な場所なら、ラスト一曲俺たちに力を貸してくれませんか?このままじゃまだ帰れねぇ!」Koieの、2つに分かれろというジェスチャーで、海が割れるように、場内に一本の道ができていく。観客はそのままウォール・オブ・デスに突入。数百メートルに及ぶ壮大な規模の激突は、カオスそのものであった。

「おれらと一つになれますか?」と、この尋常ではないウォール・オブ・デスは曲中もう一度発生。DEAD POPに懸ける熱い想い、そして必ず伝説的なライブにしてやろうというCrossfaithの気概が伝わるパフォーマンスが、血気盛んなキッズたちに火をつけ、凄まじい空間をつくりあげた。

【SET LIST】
01.Monolith
02.Jägerbomb
03.Kill‘Em All
04.Wildfire
05.System X
06.Xeno
07.Countdown To Hell

取材・文 ニッセン シュウ
写真:Yasumasa Handa