炎天下のDPFにキュウソワールド大全開!!

DEAD POP FESTiVALは、2年ぶりの出演となるキュウソネコカミ。サウンドチェックでステージにメンバーたちが現れ「まだ本番じゃないけど~」と客席に声をかけ、SiMの「MAKE ME DEAD!」のカバーを披露。不意打ちで場内を沸かせ、最高のフライングスタートを切った。

袖に下がり、しばらく待つと、SEにTUBEのSeason in the sunが流れ、メンバーが改めて登場。本編が開始した。1曲目はメガシャキのCMでお馴染みの「MEGA SHAKE IT!」。ヤマサキ セイヤ(Vo、G)の「ダサくて踊りやすいダンス踊りませんかー!」の呼びかけに、すでに準備万端に温まっていたオーディエンスは、激しく体を動かしながらばっちり応える。お次は「ファントムバイブレーション」とご機嫌なナンバーを2連発お見舞い。一斉にツーステップを踏む人々、場内のそこかしこでサークルモッシュも始まっている。

ここでMCを挟むとヤマサキ(Vo、G)が「今日のバンドの中で一番世間に物申してるかもしれないですね。すべての漫画の実写が成功しますように。」と祈願し「NO MORE 劣化実写化」に突入。”海賊版はダメ”のパートではオーディエンスを一斉にジャンプさせ一体感をつくりあげた。

「まったく意味のない短い曲をやります。」と告げ、始まったのはキュウソがひたすら「家」を連呼する勢いのある楽曲。テンション全開で歌い上げると「覚えたかDEAD POP!歌詞はイとエだけ。もう一回やってもいいですか!サークルモッシュでもダイブでも安全なら何をやってもよし。」と再び「家」を演奏。激しさを増して観客が踊り狂う。

コミカルなライブスタイルで熱狂を生み出していくキュウソの真骨頂はここから。「DQNになりたい、40代で死にたい。」の曲中では“筋斗雲”を呼ぶ。おなじみの流れかと思われたが、筋斗雲の板を裏返すと反対側は(携帯電話の)SIMカードになっていた。そして客席に繰り出すヤマサキ。観客の頭上で支えられる大きなSIMカードの上に立つと、「今日の思い出と、お前らのデカイ声を(SIMカードに)書き込ませろ!」と叫び、オーディエンスたちが一丸となった渾身の『ヤンキーこーわい』の声が響き渡った。これは是非とも川崎駅の方まで届いて欲しい。

そして完全なお祭り会場と化したフロアに、「華やかじゃないバンドがおくるアンセムです。」と、ボロボロの青春をエモーショナルに歌い上げるナンバー「わかってんだよ」そして、ラストは「ビビった」を放ち、ステージが終了。エンターテイメント性が高いキュウソらしさ満開のライブで、大満足の内容となった。

【SET LIST】
01.MEGA SHAKE IT!
02.ファントムバイブレーション
03.NO MORE 劣化実写化
04.家
05.DQNになりたい、40代で死にたい。
06.わかってんだよ
07.ビビった

取材・文 ニッセン シュウ
写真:Yasumasa Handa