キュートでキャッチー! 初出演・PUFFYがみせたポップステージ!

DPF初登場のPUFFYは本日の紅一点。激しめのパンク、ロックバンドたちが集結しているこのフェスのラインナップの中でも一際、異彩を放っていたのは言うまでもない。…が、そんな固定概念も冒頭で覆されることになる。Hi-STANDARD「Can’t Help Falling Love」のBGMで登場したPUFFYの二人。お馴染みのオールインワン衣装に、吉村由美は夏らしいカンカン帽を被り、大貫亜美はMAH(SiM)風のデビルなアイメイクを施していて、それが最高にキュートだった。

始めに「Tokyo I’m on my way」を歌唱。そして、名曲中の名曲「愛のしるし」。前奏のティンパニーを叩く音が鳴り響くと「あ、この曲知ってる!」と思わず場内の歓声が沸いた。PUFFYの二人は両手を高く挙げて手拍子を促す。「Hi Hi」では、サビ「HiHi Puffy AmiYumi Show」の元気百倍の掛け声と、カラフルに煌めく照明がマッチしていた。

続いてトークパートへ。「今日はよろしくお願いしまーす!私たち初出演と言うことで。ほとんど初対面?もっと早くに会いたかった!」と話す由美に、亜美は「このフェス、出たかったんだ~。去年はね、見てたの。あの辺で…」と、会場の後ろの方を指差した。続くナンバーは「All Because Of You」。爽やかな青色の照明に、二人が歌い上げる英詞が映える。この曲をリクエストしたのは主催者・MAHだそうだ。彼はステージ脇で、満面の笑みでPUFFYのパフォーマンスを凝視していた。この曲はアヴリル・ラヴィーンによる楽曲提供であることにもロック魂を感じる。「誰かが」のシンプルで前向きな歌詞と息の合ったパフォーマンスが、心と体に染み込んでゆく…。

「今年でデビュー21周年なんだ!」亜美と仲良く肩を組みながら話す由美。「告知とかは特にないですが(笑)」と終始、味のある脱力系なムードを醸し出すPUFFYの世界観に、オーディエンスはどんどん引き込まれてゆく。その後も「パフィピポ山」、一足早いサマーソング「渚にまつわるエトセトラ」と、明るく元気なポップスを次々に投入。「渚にまつわるエトセトラ」は特に、合唱が止むことがなかった。勿論、「カニ食べ行こう」の身振り手振りも。神秘的でアジアンなメロディーが流れ「ありがとうございました!最後です!」と由美が言うと、21年前のデビュー曲「アジアの純真」を最後に披露した。手拍子をする人が、見る見るうちに場内全体に広がっていった。

これぞ、Jポップの極み!そんな王道Jポップソングの中にもしっかりとロックが刻まれていた。ヘビーでラウドなバンドサウンドとの絶妙なバランス…DEADでPOPな音の祭典にはもってこいではないか。

【SET LIST】
01.Tokyo I’m on my way
02.愛のしるし
03.Hi Hi
04.All Because Of You
05.誰かが
06.パフィピポ山
07.渚にまつわるエトセトラ
08.アジアの純真

取材・文:羽村萌
写真:Yasumasa Handa