進化し続けるcoldrain、「くもりのち人!」の予報的中

  • 2026年4月5日
  • 0405
  • coldrain

2024年はCHAOS STAGEのトリを志願し伝説級のカオスを生み出し、昨年2025年はファンが考えたセットリストで狂乱を生み出したcoldrain。さて今年は何をしてくれるのだろうかと思ったら、トップバッターを希望したというじゃないですか、goldpainさん、おっとcoldrainでしたね。 前日と打って変わってピカピカに晴れたDPFに「昨日で疲れたとか言わせねえからな!」とMasato(Vo)のシャウトが響き渡ると、まずは「FINAL DESTINATION」をお見舞い。自分、やれます、やらせてください! 両手を広げたMasatoのもとに、今日も元気なDPFのシンガロングが飛んでいく。

「激しいの好き?」から昨年リリースの「FREE FALL」がドロップされれば、Katsuma(Dr)の激重なビートをエンジンに、RxYxO(Ba)とMasatoのシャウトが炸裂。Y.K.C(Gt)とSugi(Gt)は鋭いギターを聴かせながら高く飛び上がり、そんな彼らに呼応するようにフロアも次々と解き放たれていく。それでも足りないとばかりに、「今日は雨降らそうですね。予報は……くもりのち人!」と煽って「24-7」をプレイすれば、昨日の大雨に負けず劣らずの人が降り注ぐ。Masato予報士さん、予報ばっちりです!

「まだまだ飛ばしていきますよ」との言葉通り、「飛べ!飛べ!飛べ!飛べ!」のMasatoの声にアジテートされた「RABBIT HOLE」、シリアスな思いを蹴散らすようにヘドバンが巻き起こった「DIGITOLL」と、遊び方を指南しながら、楽曲に込められたメッセージを共有していく。

そしてこの日、彼らがラストナンバーに選んだのは最新EP『OPTIMIZE』収録曲「CHASING SHADOWS」。この曲では与えられた価値観や常識に疑問を持ち、自分の目で真実を見つけようとする人たちの物語が描かれており、Masatoは「対立や怒りではなく、理解し合うことの大切さを伝えたくて」書いたという。日本語歌詞も取り入れた新たなcoldrainのアンセムだ。この曲の演奏前、Masatoは「どんだけ年取ってても俺たちは現在進行形。常に進化し続けます」と話していた。DPFで様々な見せ方をしてきたcoldrainが、今年見せたのは、進化し続けている最新の姿だった。

その理由は、MasatoがDPFの思いを語ったMCにあるだろう。

「昨日も来た人? それでこの時間から来んのやべえな。すげえよ。それがDEAD POP。作り上げてきた歴史の証拠だと思います」「coldrainが終わったくらいにも一回雨が降ってもいいんじゃないかな(笑)。でもそういう奇跡を信じるように、一つ一つのバンドが1曲1曲そういう思いでステージに立つと思います。それはなぜならDEAD POPだから。そういう思いが、何年も何年も積み重なって今日があります」

DPFに新たな歴史を刻む2026の2日目、開幕です。

<セットリスト>
1. FINAL DESTINATION
2. FREE FALL
3. 24-7
4. RABBIT HOLE
5. Persona
6. DIGITOLL
7. CHASING SHADOWS

<クレジット>
文:小林千絵
写真:かわどう